第321章報酬

「それで、カリスタは本当に君に毒を盛ったのか?」

ダニエルの瞳には殺意が満ちていた。

いまこの場にカリスタが立っていたなら、その凄絶な眼光だけで殺されてしまいそうだった。

エミリーは宥めるようにダニエルを見て言った。「ええ、あの人、ずいぶん大胆だったわ。私も少し驚いた。でも、この毒がアクセルとつながっているのかどうかは分からないの。私がそのとき考えていたのはね、あなたが来てくれなかったら、たぶん私が何とかしてあの人を押さえ込んで、残りの毒を取り上げて、それから治安部隊にしばらく預けていたと思う」

自分の考えをそのまま口にする。

そこには揺るぎない自信があった。

だがダニエルの眉間は...

ログインして続きを読む